#001 - 曽我部恵一の“いま欲しい5枚”
WHAT'S IN YOUR CART?

#001 - 曽我部恵一の“いま欲しい5枚”

レコードを愛するゲストを毎回迎え、ELLA ONLINE STOREのラインアップから“いま欲しい5枚”を選んでもらうインタビュー・シリーズ“WHAT’S IN YOUR CART?”。記念すべき初回は、3人のゲストをお迎えした豪華3本立てでお届けします。

1人目は、サニーデイ・サービスやソロ・アーティストとしての活躍はもちろん、自主レーベルROSE RECORDSの運営など、インディペンデントなスタンスで精力的に活動を続ける曽我部恵一さんが登場。曽我部さんとも縁の深い下北沢に完成したばかりのヴィンテージ・レコード・ショールーム“ELLA RECORDS VINTAGE”で気になるレコードを選んでもらいながら、自身の並々ならぬレコード愛について大いに語ってもらいました。普段はなかなか知り得ないレコードマニアとしての曽我部さんの造詣の深さや、そこに込められたメッセージをぜひ最後までお楽しみください。

Interview & text: Mikiya Tanaka (ELLA RECORDS)
Photo: KenKen Ogura (ELLA RECORDS)

Furniture design & production, Interior coordination: "In a Station"
Furniture cooperation: "BULLPEN"
Special thanks to: Satoshi Atsuta

曽我部恵一の“いま欲しい5枚”

①Felt/Poem of the River(1987)UKオリジナル

Poem of the River
曽我部
Feltはすごく好きなグループなんですけど、これは持ってないんですよ。レーベルがそれまでのCherry RedからCreationに移って以降の彼らには、当時の自分はちょっと距離を感じてて。なんか、暗かったFeltが急にポップでキャッチーになったように感じちゃったんですよね。でも、今聴くとこれもすごくいいなと思って。FeltのLawrenceは、解散後にDenimっていうバンドを組んでて、それも結構いいんですけど、レコードは売っちゃったんですよ。僕らの世代って、90年代に入って、ネオアコからレアグルーヴに行くんですよね。で、レアグルーヴに行った途端、ネオアコが恥ずかしくなるっていう時期があって。割とそこでネオアコのレコードを売っちゃった人が結構いる。多分僕もそうで。だから買い直したりしてます。

②V.A./Cambodian Rocks(1996)USオリジナル

Cambodian Rocks
曽我部
このコンピは知らなかったですね。カンボジアのロック系のコンピが2000年代には出てたけど、これはそういうもののもっと前に出たものでしょ? カンボジアって、60年代のロックとかガレージっぽいものが存在したんだけど、ほとんど廃棄されて残ってないんですよね。弾圧によって文化が一度途絶えちゃってるから。それで気になって、聴いてみたいなと思いました。ちなみに、Sun City Girlsの人がSublime Frequenciesっていう辺境音楽系のレーベルをやってますけど、あの人はミュージシャンや権利者に直接会いに行くって言ってましたよ。インドネシアの奥地まで行って「このレコードをライセンスしてくれ」って。すごいよね。

③Nico/Desert Shore(1970)UKリイシュー

Desert Shore
曽我部
このアルバムは持ってたんだけど売っちゃって、それで今またオリジナルを探してます。この辺も昔はあんまり響かなかったんですよね。なんか地味で暗いなと思って売っちゃった後に、たしかEGO-WRAPPIN'の森さんがDJでかけてたんですよ。それですげえいいなと思ったら、京都のHomecomingsもライヴのオープニングでかけてて、やっぱりいいなと。で、再発は買ったんですよ。だからオリジナルは欲しいな。これはUK盤ですけど、UKの音は好きですよ。再発だけどジャケットもテクスチャー仕様だし。

④Cowboy Junkies/Renmin Park - The Nomad Series, Volume 1(2010)UK盤

Renmin Park - The Nomad Series, Volume 1(2010)
曽我部
Cowboy Junkiesは好きなんですけど、これは聴いてなかったです。こうして実物を見ると、ジャケットがエンボスになってたりして、いいな。2017年の来日公演をビルボードライブに観に行ったんですよ。それがすごく良かった。初期の作品しかちゃんと聴いてなかったけど、今も当時の感じで現役バリバリでやってて、メンバーもそんなに変わってなくて。こういう息の長いバンドが、変わらないクオリティで普通にやってるのが、かっこいいなって。そうやってツアー回ってて、多分食えてるんだろうし、そこにはアメリカの文化的な土壌の豊かさも感じますよね。こういうアコースティックな音楽に限らず、メタルでもパンクでもそうだし。ちゃんと行く先々にお客さんがいて、お金が回って・・ていう、そこは本当に羨ましい。日本もいつかそんな風になったらいいなあ。

⑤The Breeders/Pod(1990年)EUリイシュー

Pod
曽我部
これは出た当時にオリジナルを買ってるんですよ。岡山のレコード屋さんで。当時はThe Breedersのことを何も知らないままに、ジャケットが綺麗だからいい音楽なんだろうなと思って買いました。これは再発でジャケットの色味がちょっと薄く出ちゃってますけど、オリジナルはもっと色に深みがありましたね。今回選んだのは、プロデューサーのSteve Albiniの追悼的な意味合いもあります。これ、初めて聴いた時にめちゃくちゃ変な音だなと思って。僕、パンクとかヒップホップとかが好きだったんですけど、そのどちらにも属さないような音で、曲より先に「音が変だな」っていうのが最初の印象でした。でも、聴くほどにそれがすごくいいなって。あと、Albiniに関しては、彼のインディペンデント精神のかっこよさですよね。前に日本に来た時も、ライブが終わったら、そのままステージ上で「じゃあ今からTシャツ売るぞー」みたいな感じで自ら物販やったとか。そういうのを普通に続けてきたんだろうな、これが大人のパンクなんだなっていう。

Interview: 曽我部恵一とレコード

━━レコードとの出会いを教えてください。

曽我部:レコードを意識的に買いだしたのは、YMOの“君に、胸キュン。”あたりからかな。だから83年? 小学校6年生ぐらい。すごく好きな曲で、親に言って買ってもらったんですけど。こないだラジオでこの曲を紹介する時も、当時買ってもらった自分のシングル盤を持っていきましたよ。

洋楽を聴き始めたのは11歳で、The Rolling StonesとかThe Beatlesを聴いてました。それから本格的に音楽に目覚めたのは、自分でLPを買うようになった中1ですかね。初めて買ったのはThe Rolling Stonesの“No Stone Unturned”っていうアメリカ編集のコンピレーションです。日本盤が初回だけ赤盤で、2,000円でしたね。当時、これ以外にもストーンズの日本盤が全部カラー盤でまとめて再発されてたんですよ。そのカラー盤は全部欲しいなと思ってて、今もちょこちょこ集めてます。

そこから先は、もうずーっとレコードは買い続けてますね。と同時に、色々売ってもきましたけど。売っては買い戻し、売っては買い戻し・・面倒くさい人生です(笑)。

━━現在レコードショップに通う頻度は?

曽我部:ツアーとかレコーディングがなくて、家にいる時であれば、毎日かな。シモキタのお店を回るのが基本ですけど、渋谷で仕事がある時は渋谷のお店っていう感じで、仕事先のお店に行くようにしてます。ツアー中は大体地方に行くので、地方のお店にも行ってますね。名古屋の(ディスク)ユニオンとかは仕事がなくても全然行きますよ。大阪から東京に帰るときに立ち寄って。

━━いま所有しているレコードの枚数は?

曽我部:どのくらい持ってるんだろう・・わかんないなあ。(取材場所のレコードラックを指さしながら)これでどのくらいですか? 4000枚くらい? このくらいはあるよね。でも全部が棚に入ってるわけじゃなくて、デスクの下に積んであったりもするから(笑)。ちょっとわからないですね。

━━膨大なレコードコレクションはどのように管理してるんですか?

曽我部:去年、ついにジャンルで分けました。それまでは無茶苦茶で、大体この辺にアレがあるだろうなっていう感じだったんですけど。

前にキーボードの谷口雄くんがウチでレコーディングした時に、The Byrdsのモノラル盤の話になったんですよ。彼もレコードが好きだから。で、The ByrdsのアルバムでUK盤しかモノラルがないやつがあるじゃんっていう話になって(編集者注:“Sweetheart of the Rodeo”, 1968、“Dr. Byrds & Mr. Hyde”, 1969)。彼は、それは持ってないって言うから、ちょっと出すねって探したけど、結局1時間経っても見つからず・・。次第に空気も冷めてきちゃって「じゃあまた今度」みたいになっちゃったのが、もう寂しくて(笑)。負けました(笑)。

でも、そういう状態から分けるのって大変じゃないですか。だからABC順は無理だと思って、まずはロックとかソウルとか、ザックリしたジャンル分けから始めて、次にロックの中でサイケとかメタルを分けたりっていう風に、ちょっとずつ進めてますね。今のところ、何か探そうと思ったら見つけられるくらいにはなりました。だから、ABC順とかで綺麗に分けてる人は凄いなと思います。

あと、最近はジャケットのコンディションにうるさいじゃないですか。僕らの頃は、そこは全然気にしてなくて、たとえばロンドンにExchangeっていう有名な中古レコード屋さんがあるんですけど、そこは盗難防止のために棚にジャケットだけを裸で並べてて、「コレください」って持っていくと、店員さんが奥から盤を持ってきてくれるスタイルだったんですよ。ジャケットはあくまでもレコードを入れるカバーっていうような扱いで。

それが今はもう“角折れ”とか言っちゃうじゃないですか。それで腹立つから、今は終活も兼ねて全部ビニールに入れてます(笑)。自分が死んだときに子ども達がレコードを全部売るだろうから、なるべく角折れとかでマイナス査定にならないようにと思って(笑)。だからマーキングシールも剥がしました。で、高額盤は、テープ付きの袋にジャケットだけ入れて、盤は外側に別でしまってます。

もう今はレコードってめっちゃ財産だなと思って。昔は絵が投資の対象でしたけど、今は楽器もそういう感じで、レスポールが何千万円になったり、投資目的の方もいるみたいですからね。そろそろレコードもそういう風になっていくんじゃないかな。

━━オリジナル盤へのこだわりはありますか?

曽我部:僕はこだわり強いですね。好きなもののオリジナルは欲しいです。ただ、どの国のオリジナルなのかっていうのもある。たとえば、The BeatlesならUK盤が本国のオリジナルですけど、僕は初期のThe Beatlesに関しては、日本盤のオリジナルの方が好きなんですよ。東芝の赤盤だったりが。なんか日本のオリジナル盤からは、The Beatlesが日本に入ってきた時の興奮を感じるんです。一方でUKオリジナル盤を聴くと、不良だったThe Beatlesが世界に羽ばたこうとする瞬間のアツさだったり、リバプールの匂いを感じるんですよ。で、僕にとっては、その赤盤から感じる「日本にビートルズっていうのが来たぞ」みたいな騒ぎの方がエモいっていうか。

だから、どこのオリジナル盤なのかは置いておいて、“自分にとってのオリジナル”っていうのがすごく大事だと思うんです。たとえば、The Stone Rosesのオリジナルっていう話になったら、僕にとっては、レコードでもなく、日本盤の最初のCDなんですよね。ロッキング・オンの増井さんっていう方が超アツすぎるライナーを書いてたりするような、そういう世界が自分にとってはオリジナルで。だから、必ずしも本国のオリジナルだけがオリジナルじゃないと勝手に思ってるんですよ。

本国ファーストプレス至上主義とかもありますけど、それって何を基準にしてるのかなって。だって、音楽って“感動”じゃないですか。心の問題だから。自分の心がどう満足するか。「Nirvanaだったら、中古で買ったこのCDなんだよね。キズだらけでしょ?」とか「あのとき落としちゃって、ココ割れたままなんだよね」っていうのが、その人にとって本当のオリジナルじゃないですか。だから、レコードかCDかっていうことすらも関係ない。ひょっとしたら、友だちが録ってくれたカセットテープがその人にとってのSex Pistolsのオリジナルだったりもするわけですよ。もちろん「The Beatlesのオリジナルはコレしかないんだ」っていう人の意見もわかるんだけど、それぞれのオリジナルがあっていいなって。むしろ“自分にとってのオリジナル”を見つけるっていうことを大切にしてもらいたいですね。

━━再発盤を買うことも多い?

曽我部:買いますね。新しいプレスで音が良くなってるものも結構あるんですよ。たとえば、The Specialsのファーストアルバム“The Specials”とか。数年前の新しいカッティングの方が、もう断然音いいです。ちゃんとオリジナルテープの音がする。だから、再発も一応全部チェックしなくちゃと思って、オリジナルマスターから新たにカッティングしたものがリイシューされると、一応買いますね。で、これならオリジナル持ってればいいかなっていうものだったら、また手放したり。The Specialsみたいに、めちゃくちゃ良くなってるものに出会えると嬉しいですよ。

あとは、Ian Duryのファースト“New Boot and Panties!!”。あれの再発もカッティングがすごく良かった。UKは、当時のカッティングにバラつきがあるから。おまけにインディ系の人とか、このアルバムのStiff Recordsみたいなパンク系のレーベルは、そんなにお金もかかってないだろうから、むしろ当時のカッティングが悪かったっていう言い方もできるのかもしれないし。事情は色々でしょうけど。

そんなわけで、再発が出るたびにチェックしなくちゃいけないから、「もうやめてくれー」っていう嬉しい悲鳴ではあります(笑)。でもジャケットに関しては、もう当時の版下は絶対にないし、質感まで含めたオリジナルの忠実な再現は無理だと思うので、それを求めるなら、やっぱり当時のものを買うしかないですよね。

もう僕らは変態じゃないですか(笑)。こういう変態オヤジになっちゃったら、それはもう仕方のないことなんですけど、でも若い人たちは、そんなことまったく気にせずに、安くて良いものを聴いてほしいですよ。若い人が、いきなりレア盤とかオリジナル盤にトライしていくのは違和感がある。それよりもっと数をいっぱい聴いた方がいいと思うし、それだからこそ再発盤のようなものがあるわけだしね。

━━いま特に探していたり、ハマッているジャンルはありますか?

曽我部:ジャンルとしてはあまりないんですけど、さっきも話したストーンズのカラー盤ですかね。当時の日本の再発盤が、赤とか青とかオレンジとか、色んなカラーになってて。アルバムとしてはもう持ってるんだけど、コレで全部揃えたいなって。

あと、中島みゆきさんのシングルも初回はカラー盤なんですよ。それも全部欲しいな、なんて思ってます。そういうのをオークションでまとめて出品してる人もいるんですけど、一括で買っちゃうのも全然夢がないなと思って(笑)。

だから、ジャンルっていうよりも「このシリーズをコンプリートしたい」っていうような子供っぽいコレクション欲ですね。

あと、レゲエはずっと聴いていて、当時のダブのシルクスクリーンのジャケットのものにはすごく興味があるけど、やっぱり手が出ないですね。それを10万円出して1枚買うよりは、もっといっぱいレゲエのレコードを買った方がいいんじゃないかって思ったりもするし。

でも、たまたま安くオリジナル盤を手に入れられることもあって。たとえば、僕は初期のThe Wailersのジャマイカオリジナル盤で、ジャケットがボロボロのやつを持ってるんですけど。べつに当時のジャマイカプレスって必ずしも音がいいわけじゃないんですよ。でも、なんだか得も言われぬ魔力があるんです。「当時のコイツら、これを作ったんだな~」って。その浪漫っていうのかな。まあ勝手な妄想なんですけどね(笑)。当時のPeter Toshがこのレコードを手にして「おい、出来たぜ!」って笑ってたり、Lee Perryが「出来たぞー」って渡して、Bob Marleyが「マジすか!」みたいな(笑)。そんなことを思いながら聴く。当時のレゲエのジャマイカ盤が持つそういう魅力からは、ちょっと逃れられないですね。

ちなみに、昔はジャマイカ盤って判別基準がなかったんですよ。マトリクス(編集者注:レコード内周の無音部に刻まれる製造管理のための識別番号)もないから、どれがオリジナル盤かわからなくて。今は研究が進んで、ちょっとわかるようになりましたけどね。で、昔レゲエのバイヤーさんにどうしてるのか聞いたら「舐める」って言ってましたよ(笑)。味なの?!って(笑)。

━━レコード・ウォントリストのトップを教えてください。

曽我部:いくつかあって、まずはさっきも登場したFeltの“Index”っていうファーストシングル。Cherry Red期のFeltはほぼ全部持ってるんですけど、これはその前に自主で出したやつで、いつか欲しいなと。歌は入ってない、ギターノイズだけみたいな曲だけど、結構レアで。

あとは、The Casualtiesっていうニューヨークのパンク・バンドのファーストシングル“40oz. Casualty E.P.”。

他にもサイケのオリジナルものが何枚かありますけど、それはユニオンで7~8万円くらいでたまに出るんですよ。でも、何日の廃盤セールに出ますみたいなブログを見て買いにいくっていうような、そういう出会いじゃ嫌だなと思って、スルーしちゃってます。出会いにも浪漫というか、本当の愛が欲しいみたいな(笑)。だから、いい出会い方ができたら買いたいなって感じです。

━━サブスクリプション・サービスの登場以降、レコードの買い方や聴き方は変わりましたか?

曽我部:気になるレコードがあった時に、サブスクとかYouTubeで聴きながら「これどうしようかな」って迷うことができるようになりましたね。だからチェックにはすごく便利だと思ってます。昔は、内容がわからないまま買うことも結構あったから。

サブスクがきっかけで好きになる新しいバンドもいますしね。ただ、今のアメリカのヒップホップとかは、メジャーな人でもほとんどレコードを出さないじゃないですか。もちろんCDも出なくて。サブスクでしか聴けないとなかなか覚えられないから、そこは結構困ってますね。だから、気に入ったアーティストは、一応フィジカルが出てないか探します。でも、サブスクがなかったら世に出なかったアーティストもいっぱいいると思うし、ネットだけで音楽が発表できるということ自体はいいことだと思います。 

━━曽我部さんにとって“良いレコードショップ”とは?

曽我部:オールジャンル扱ってること。安いものから高いものまで万遍なく揃ってること。あとは、のんびり見られること。これに尽きますね。店主の自己顕示欲が強そうだったり、見張られてるような感じがすると、こっちが緊張しちゃうから。それで欲しくもなかったジャズの高いレコード買っちゃったりとか、結構あるんですよ(笑)。だから、自分のペースで見られたら、それだけでいいです。

あと、値段を聞いたときに「これは売り物じゃないんですよ」は、やめてください(笑)。たまにあるんですよ。店主が飾ってるだけで、アレもコレも売れないっていう店が。飲み屋じゃないんだから(笑)。

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曽我部 恵一(そかべ けいいち)

1971年8月26日生まれ。乙女座、AB型。香川県出身。

'90年代初頭よりサニーデイ・サービスのヴォーカリスト/ギタリストとして活動を始める。

1995年に1stアルバム『若者たち』を発表。'70年代の日本のフォーク/ロックを'90年代のスタイルで解釈・再構築したまったく新しいサウンドは、聴く者に強烈な印象をあたえた。

2001年のクリスマス、NY同時多発テロに触発され制作されたシングル「ギター」でソロデビュー。

2004年、自主レーベルROSE RECORDSを設立し、インディペンデント/DIYを基軸とした活動を開始する。

以後、サニーデイ・サービス/ソロと並行し、プロデュース・楽曲提供・映画音楽・CM音楽・執筆・俳優など、形態にとらわれない表現を続ける。