AFTER HOURS SESSION

THE PEOPLE IN FOG a.k.a. DJ SODEYAMA

- 今回のミックスに込めた思いやアイデアについて、お聞かせいただけますでしょうか?

思いは特にないですが、今回euphoniaを持ち込ませてもらったので、euphoniaらしさが少しでも伝わるようなミックスになるように心がけました。


 - ミックスを作成する際のご自身のアプローチ方法について教えてください。

もう10数年DJセットを持っていなく、普段ミックスは録らないので現場での録音が多いのですが、現場じゃない場所で録音する時は空気感が違うので綺麗にまとめようよとし過ぎてしまうなと。かといって、個人的には現場感の強いミックスを普段聴くことは殆どないので、コンセプトの建て方次第でアプローチが全然変わるかなと思います。


- 新しい音楽を探す際に、どのような方法を好んでいますか?まだ実際にレコード店で音楽を探すのを楽しんでいますか、それともオンラインでの購入を好むようになりましたか?

レコードとデータの両方を買っているのですが、新譜に関しては今まで蓄積してきたレーベルやアーティストやディストリビューションの流れから探す事が多いです。新譜を店舗で探す場合は、とりあえず手に取ったのを聴く。中古に関しては、視聴しないで買うことが結構多いです。宝くじ感覚で、あ!!外れたー!!とか、当たりだー!!ってなるのが好きです。これは昔の名残でしょうね。視聴できなかった時代育ちなので(笑)。オンラインでレコードは殆ど買った事ないです。


- DJ活動以外で、あなたのクリエイティビティを刺激するものは何ですか?

音楽制作と趣味のデザインですかね。音楽制作やミキシング/マスタリングなどの音を作るという作業は、DJにも大きな影響を与えると思っています。パーティー前のサウンドチェックでも、ハイがどうとかローがどう、ではなく何Hzを上げたい下げたいとか具体的な話をエンジニアさんと話せますし、定位や位相の違和感、混ぜる音同士の相性など、音への理解をより深めることでDJのミックスも変わります。デザインは音作りに似ているので、双方に良い影響を与えてくれています。


- DJとしてのキャリアをこれから始めようとしている方々に向けて、何かアドバイスはありますか?

気合いです。

- 2024年は、どのような計画を立てていますか?

2025年に向けて仕込み中です。

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THE PEOPLE IN FOG a.k.a. DJ SODEYAMA [трип / Dynamic Reflection]

東京出身のDJ/PRODUCER。
25年以上に渡る様々な活動と経験を基に、テクノ / ハウスからアンビエントやダウンビートまで多角的視点からのエレクトロニックミュージックを軸とし唯一無二の世界を創りあげるアーティスト。日本最大の屋内レイブ『WIRE』に3年連続(11&12&13年度)で出演、Rainbow Disco Clubなど全国のクラブやフェスティバルでプレイ。アジア、ヨーロッパなどで頻繁にツアーを敢行するなどワールドワイドに活動している。

DJスタイル同様、PRODUCERとして様々な名義で活動。
DJ SODEYAMA名義ではNINA KRAVIZのレーベル『трип』をはじめ『DYNAMIC REFLECTION』『QUARTZ』『CHILDREN OF TOMORROW』など様々なレーベルからリリース、多くのリミックスも手がける。
THE PEOPLE IN FOG名義としては『SOUND OF VAST』から現在までに『DEEP EP』、各レコードショップで即日完売し話題を集めた『HIGHER』を含む3枚のEPと数枚のブートレグバイナルをリリース。2014年にはオランダで開催されている世界最大のフェスティバル『ADE』に出演。2021年には同名義でのアルバム『1977』をリリース。THE VINYL FACTORYが発表した2021年ベストアルバム50に選ばれるなど注目を集める作品となった。