- 今回のミックスに込めた思いやアイデアについて教えてください。
私たちは、自分たちらしさがしっかりと表れつつ、日本のシーンにもフィットするミックスを共有したいと考えていました。ディープで、スウィートさがあり、なおかつエネルギーを感じられるものを。
- ユニットでDJをする際に持ち寄るレコードは、GagaさんとMarabouさんそれぞれが自分の所有するレコードから別々に選んでいるのですか?
まずは、目指したい全体のムードをざっくりと思い描きます。その後、それぞれが自分のコレクションの中からレコードを選び、1〜2回ほど一緒にセッションをしてアイデアを持ち寄りながら、試行錯誤を重ねてセレクションを磨き上げていきます。
- 選曲やセットの方向性について、事前にどの程度擦り合わせを行っていますか? プレイへのアプローチ方法について教えてください。
私たちは音楽的な守備範囲がとても広く、さまざまな世界観から引き出しながら柔軟に対応することができます。レコードバッグはセクションごとに整理していますが、セットを1曲ずつ固めて準備することはせず、あくまで即興の余地を残したセレクションを考えます。
まず考えるのは時間帯です。デイパーティーなのかナイトパーティーなのか、朝なのか午後なのか。そして、プレイする場所が小さなクラブなのか、大箱なのか、倉庫や屋外なのかといった点も重要です。
その上で、どんなヴァイブスが求められているのか、誰がブッキングしているのか、プロモーターが普段どんな内容を提示しているのか、そしてそのネットワークからどんなオーディエンスが集まるのかをイメージします。
- 二人組だからこそ生まれる化学反応はありますか? また、ユニット内でお二人それぞれの役割分担やキャラクターの違いがあれば教えてください。
私たちは長いあいだ友人として、そして一緒にプレイしてきました。うまくハマって魔法のような瞬間が生まれることもあれば、そうならないこともあります。でも、それこそが実験するということの醍醐味なんです。
お互いにそれぞれの音楽的宇宙を持っていて、二人でプレイすると、そこからまた第三の世界が立ち上がってくる。その瞬間を体験できるのが、とても面白いところだと思っています。
- お二人はフランス出身ですが、日本のクラブシーン/DJカルチャーについてどう思いますか? フランスやヨーロッパとの違いがあれば教えてください。
私たちは日本のクラブシーンやDJカルチャーが大好きです。滞在中はローカルシーンを巡りながら、本当に楽しい時間を過ごしました。
特に、クラブの親密さに惹かれています。小さな空間だからこそ、人と人との距離が近くなり、より強い一体感が生まれると感じます。
そして、日本のDJやプロデューサーの技術力の高さにも強く惹かれています。常に細部まで意識が行き届いていて、そこに独特の繊細な感性が加わっている。その姿勢をとても魅力的だと思っています。
- レコードでDJをやることの魅力はどんなところにあると思いますか?
私たちは二人とも、プレイを始めるずっと前からレコードを掘り、コレクションしてきました。それはごく自然な流れなんです。
レコードという「モノ」そのものや、針を落とす動作、そして鳴り方――そうしたすべてを愛しています。それが私たちにとっては大きな違いを生む要素なんです。
レコードは、身体の延長として手から心へ、そして魂へと届いていくもの。そんな感覚で向き合っています。
- DJ活動以外で、あなた達のクリエイティビティを刺激するものは何ですか?
人、人とのつながり、自然、そしてあらゆるかたちのアート。
- あなた達にとって、DJとして大切なマインドとはどんなものですか?
自分らしさを大切にしながら、常にオープンな心を持つこと。
- 2026年は、どのような計画がありますか?
もっと多くの音楽を掘り下げてプレイしていくこと。そして、自分たちのサイドプロジェクトをさらに育てていくこと。