- 今回のミックスに込めた思いやアイデアについて、お聞かせいただけますでしょうか?
リスニングからクラブサウンドまで新旧さまざまなレコードをセレクトし、決めすぎずDJ MIXによって生まれるグルーヴを出せるよう心がけました。
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- ミックスを作成する際のご自身のアプローチ方法について教えてください。
繰り返し楽曲を聴き込み身体に染み込ませていく内に、その楽曲に対する理解やどう扱うべきか自分なりの解釈が自然と浮かび上がってきます。これは現場でもミックスでも共通して言えるのですが、そういったグルーヴに対する直感と音楽的理論を組み合わせながらその場に合わせた流れを作っていくことを意識しています。
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- 新しい音楽を探す際に、どのような方法を好んでいますか?まだ実際にレコード店で音楽を探すのを楽しんでいますか、それともオンラインでの購入を好むようになりましたか?
レコードストアに足を運ぶのは、自分にとって欠かせない時間です。選び抜かれたセレクションや店内の雰囲気、店主とのコミュニケーションなど、そこに広がる全てが興奮と刺激を与えてくれます。近場だと福島の“Little Bird”、仙台の“Proceed Music Store”、下北沢の“Rana Musica”はお気に入りのスポットです。同時にオンラインではDiscogsのデータベースや国内外のディストリビューター、インディペンデントレーベルの動向をチェックしながら、新しい音楽との出会いを楽しんでいます。
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- DJ活動以外で、あなたのクリエイティビティを刺激するものは何ですか?
音楽制作とデザイン、そして地元福島市での暮らしです。音楽制作ではfor DJsなエディットやリッピングを中心に取り組んでいるのですが、音楽理論や音の鳴らし方という部分はDJとしてフィードバックできる部分が多く、日々の試行錯誤に活かしています。デザインは様々なソースを駆使していく点では音楽と共通する部分も多いので、相互に影響し合い新たな気づきを得ています。福島市での暮らしは、年を重ねるごとに新たな魅力を発見する喜びがあります。フィルマー横江和也氏(カズヤメン)が手掛ける“うわさ”というスケートショップ、先述したLittle Birdと同じビル内にある“Oomachi Gallery”、ここで得られるアーティストや仲間たちとの繋がりが、僕のクリエイティビティにいつも新たな風を吹き込んでくれます。
- DJとしてのキャリアをこれから始めようとしている方々に向けて、何かアドバイスはありますか?
楽しみながら継続することです。その上で、クラブや音楽の現場に是非たくさん足を運んで欲しいです。音楽としての実体験、そこで出会う音楽や人との繋がりを大切にすることで、更に音楽が豊かに聴こえてくると思います。
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- 2024年(年内)は、どのような計画がありますか?
2024年を締めくくる大切なイベントとして、相方MONKEY Sequence.19と主宰する「K.I.S.S.」を12/14(土)に福島NEOで開催します。都内近郊では、12/21(土)に中目黒Solfaにて「SOUND MANEUVERS in Tokyo」、翌12/22(日)は下北沢ILLASでDJする予定です。東北近郊では、12/30(月)に山形が誇る音箱SANDINISTAにてOCCA氏をGUESTに「WEEKENDER」なるパーティーが開催されオープニングを務めます。主宰のDJ SAITOは同じ東北で共に切磋琢磨してきた素晴らしいDJなので是非チェックして欲しいです。詳細および他スケジュールはSNSで随時お知らせします。どの現場も丁寧に向き合い、最高の形で2024年を締めくくりたいです。