AFTER HOURS SESSION

Jaehan

- 今回のミックスに込めた思いやアイデアについて、お聞かせいただけますでしょうか?

クラブでのプレイではない分、思いきり自分本位にやりたかったんです。とはいえ、ただ好き勝手にやるのではなく、自分のエゴと目に見えないリスナーとの間に調和が生まれるよう意識しました。

- ミックスを作成する際のご自身のアプローチ方法について教えてください。

今流れている曲と自然につながる次の一曲を選ぶことを大切にしています。でも時々、あえて意外性のある曲を差し込んで、ちょっとした違和感やひねりを加えるようにもしています。


- 新しい音楽を探す際に、どのような方法を好んでいますか?まだ実際にレコード店で音楽を探すのを楽しんでいますか、それともオンラインでの購入を好むようになりましたか?

レコードショップに足を運ぶという行為そのものが大好きなんです。休みの日はレコードショップを巡って新しい音楽を聴いたり、一人の時間を楽しんだりするのが、自分にとって大切な習慣になっています。

- DJ活動以外で、あなたのクリエイティビティを刺激するものは何ですか?

散歩をするのが好きです。頭がスッキリして目が覚める感じがするんですよね。


- DJとしてのキャリアをこれから始めようとしている方々に向けて、何かアドバイスはありますか?

自分がアドバイスできる立場ではないので、正直この質問は難しいですね。でも、このシーンに関わる人がもっと増えてほしいとは思います。そうすることで、長く活気あるものとして続いていくはずですから。好きな音楽をプレイできることは、自分にとって何よりの幸せです。もちろん、うまくいかないこともありますが、その過程こそが成長につながるものだと信じています。もっと多くの人とこの道を共有しながら、一緒に成長していけたら嬉しいですね。

- 2025年は、どのような計画がありますか?

今は、Shinyoung、Seo.D、Youknowsongと一緒にModeciで取り組んでいる「Herv」というパーティーに集中したいですね。それと同時に、音楽制作にも挑戦したいと思っています。時間のかかるプロセスになりそうですが、それだけにワクワクする挑戦になりそうです。

 

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Jaehan

Jaehanは、ソウルを拠点に活動するDJ。多様なジャンルをシームレスにつなぎながら、コズミックでサイケデリックなサウンドを織り交ぜ、音楽の境界を超えたストーリーを紡ぐ。
東京・渋谷では、名門DJバーKoaraにてYellow Doorプロジェクトを主宰。韓国と日本の新進DJを招き、録音ミックスを制作・アーカイブする場を創出し、両国のアンダーグラウンド・ミュージックシーンをつなぐ重要なプラットフォームとなっている。
ソウルでは、Modeciにてshinyoung、seo.dとともにHervパーティーを共同主催し、創造性とつながりを祝うユニークなイベントを企画。また、Nyapiで開催されるKugelのWeird Circleにもレギュラー参加し、実験的かつ折衷的なサウンドを披露している。
韓国と日本、両国のアンダーグラウンド・カルチャーからインスピレーションを受けるJaehan。その独自のスタイルは、地域やジャンルの枠を超え、新たな世代のエネルギーを体現している。