AFTER HOURS SESSION

P-YAN

- 今回のミックスに込めた思いやアイデアについて、お聞かせいただけますでしょうか?
ミックスの収録の前週に雰囲気のちょっとづつ違う現場が続いていてレコードバッグの中がカラフルで面白い感じだったんでその中からエレクトロビーツを30枚ほどピックアップしてELLA Recordsに向かいました。下北に着いたらELLAのスタッフの方にコーヒーをご馳走になってお店では週末のことを楽しく話してリラックスしてブースに入りました。だからか聞いていて楽しい人懐っこいレコードを選んでミックスしたような気がします。


- ミックスを作成する際のご自身のアプローチ方法について教えてください。
ミックスを録るときは新譜と旧譜のレコードを大体五分五分でかけてるような気がします。あとは気分だったり、今好きだったりする曲が主役になりますようにと思ってミックスしてる、、かもしれません。このミックスだと中盤にかけている、90年代名門テクノレーベルHybridの曲(Akilah Bryant – Arachnophobia)、レコードバッグに居座り続けてる一枚です。それでミックス収録後にお店でわいわい話しながら軽く掘ってたらCari Lekebusch(Hybridのレーベルオーナー)の好きなremixのレコード(Koop – Glömd)が棚に落ちてて、よく見かけるものじゃないから「いいレコード屋だなやっぱ~」と思いました。笑 

- 新しい音楽を探す際に、どのような方法を好んでいますか?まだ実際にレコード店で音楽を探すのを楽しんでいますか、それともオンラインでの購入を好むようになりましたか?
移動が多い生活をしているのでオンライン・オフライン問わずその時digできる方法で続けてます。レコード屋でdigすることはずっと楽しんでいて、もう最高の癒しだからやめません。踊る系じゃないレコードはお店で出会うことが多いかな、嬉しいですよね。

 

- DJとしてのキャリアをこれから始めようとしている方々に向けて、何かアドバイスはありますか?
DJ中はたくさん冒険をしよう!って思ってます。

 


- 2024年(年内)は、どのような計画がありますか?
10月にKINO(Phonotheque)の日本初来日ツアーを予定してます。11月には2023年のRuralぶりの来日になるVLADIMIR IVKOVICとのイベントに参加します。あとは今年もEPをリリースできたら嬉しいなと思って動いてます。ライフワークとして翠月で開催してるA.S.F.というパーティと連動してレーベルA.S.F.RECSを去年はじめました。

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P-YAN

東京・渋谷〜西麻布のクラブカルチャーが育てたDJ。2000年代、ベルリンを中心に世界中に拡がったミニマルハウスとディープハウスを軸としたシーンから影響を受け、渡独。現在はASF@MITSUKIとRED BARレジデント。最新のスタイルはエレクトロビーツ&キラーボーカル&MORE。2023年から、バイナル・レーベル〈A.S.F.RECS〉を始動。