- この度はご参加いただきありがとうございます。今回のミックスに込めた思いやアイデアについてお聞かせいただけますでしょうか?
新旧の様々なスタイルを、4つ打ちのビートで組み合わせていく形になりました。
- ミックスを作成する際のご自身のアプローチ方法について教えて下さい。
私は通常、ミックスの最初と最後をソフトにし、途中異なるテンポ、ジャンル、雰囲気の間を行き来するのが好きです。曲の並べ方、ドラマ、コントラストはとても重要だと思いますね。
- 新しい音楽を探す際に、どのような方法を好んでいますか?まだ実際にレコード店で音楽を探すのを楽しんでいますか? それともオンラインでの購入を好むようになりましたか?
以前ほどレコード屋でレコードを購入することは無くなりました。旧譜に関しては、現在DISCOGSをよく使っています。また、大阪のレコードショップRARE GROOVEや、東京のEAD RECORDSのオンラインで購入することが多いですね。
また、BANDCAMPをよく使っています。なぜならレーベルやアーティストに対して送金する最良の方法だからです。
- DJ活動以外で、あなたのクリエイティビティを刺激するものは何ですか?
月曜から木曜までは早起きして、毎朝数時間、新しい音楽のアイデアを試して、有望なものを発展させるよう努めています。以前にやったことのないことも試しています。多くの人々が、芸術は「ひらめき」から生まれると考えているようです。
まるでアーティストが突然素晴らしい音楽のアイデアや、本、絵画などを思いつくかのように。しかし、私はそうではないと考えています。毎日(可能であれば)少しでも作業をする必要があります。それが創造性を刺激する方法だと思います。
-DJとしてのキャリアをこれから始めようとする方々に向けて、なにかアドバイスはありますか?
それは難しい質問ですね! 過去10年間でDJの「世界」は大きく変わりましたが、自分自身の定期的なイベントやパーティーを始めることは、良いスタート方法だと思います。
他の都市のDJを招待してプレイしてもらったり、ネットワークを構築してみたりするのも良いでしょう。
また、どんな形式の音楽でも、大規模で多様なコレクションを築くことが重要だと思います。他の誰もプレイしないけれど、自分にとって最適なトラックを見つけたら、それらを頻繁にプレイし、自分のものにしてください。
それと、セットでただ1つのスタイルをプレイしないようにしましょう。プレイ中にリスクを取り、テンポやスタイルを変えることを恐れずに、プレイしている音楽のエネルギーに焦点を当ててください。
- 2024年はどのような計画を立てていますか?
私のレーベル”Jansen Jardin”は、いくつかヴァイナルのリリースを計画しています。数年間ヴァイナルをプレスしていませんでした!最初のリリースは6月か7月になることを願っています。また、すぐにPaper Recordingsでデビューする新しいコラボレーションプロジェクトがありますので、お見逃しなく!
さらに、Is It Balearic? Recordingsでは別の12インチのリリースが控えており、今年後半には新しいアルバムの制作に取り掛かるかもしれません。
※ 「Marbaix Memoranda / Der Kaputte Bananenwagen」、「Lobster Boys」共に現在発売中