AFTER HOURS SESSION

Ralo

- 今回のミックスに込めた思いやアイデアについて、お聞かせいただけますでしょうか?

自分が大好きな音楽をシェアしたいと思い、他の人がこれまで聴いたことがないようなものを紹介したいと思いました。古いものと新しいもの、高エネルギーでファンキーなディスコやハウス、そして自分のルーツやバックグラウンドに触れるような音楽、さらに世界のサウンドも取り入れています。

 

- ミックスを作成する際のご自身のアプローチ方法について教えてください。

自分のセットの始まりと終わりにかける曲はだいたい決めています。それが、その後の旅の雰囲気を作るための基盤になります。

- 新しい音楽を探す際に、どのような方法を好んでいますか?まだ実際にレコード店で音楽を探すのを楽しんでいますか、それともオンラインでの購入を好むようになりましたか?

音楽を探すためにあちこち行きます。Bandcamp、Spotify、YouTube、SoundCloud、レコードショップなど、どこでも。レコードショップで音楽を探すことには敵うものはありません…毎回宝探しのようで、すごくワクワクします。


- DJ活動以外で、あなたのクリエイティビティを刺激するものは何ですか?

私は昔からアートが大好きで…よく「前世でグラフィティアーティストだったらよかったな」と言っています。ステッカーやグラフィティ、ウォールアートには何か心を動かされるものがあります。自分の創造力を発揮するためには、普段はビートを作ったり、LEDのカスタムライトを作ったりしています。手先が器用で、少し絵も描きます。

- DJとしてのキャリアをこれから始めようとしている方々に向けて、何かアドバイスはありますか?

一貫性を持ち続けて…謙虚でいなさい…全てを知ることはなく、学び続けることを止めないでください。


- 2025年は、どのような計画がありますか?

夏にマイアミに行き、Carlos WellingtonのオープニングをZey Zey’sで務める予定です。また、ニューヨークとキューバにも再度行く予定です。現在、レーベル「Soul Service」に力を入れて、リリースやパーティーを進めており、初のヴァイナルEPのリリースも仕上げています。

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Ralo

Raloは、マイアミ出身で現在はアトランタを拠点に活動するキューバ系アメリカ人のDJ/プロデューサー。アトランタでは、Banshee、MJQ Concourse、Palo Santo、Midcityといった地元の人気ヴェニューで月例レジデンシーを持ち、シーンの中核を担っている。

これまでに、The Electric Pickle、Eagle Room、Miami Sound Bar、The Station、Club 50、The Anderson、Vagabond、SQL(以上マイアミ)、El Garrito(コスタリカ)、Vinyl、Petra’s(シャーロット)、The Lot Radio、Elsewhere、Jupiter Disco、TBA、Cafe Balearica、Razor n Tape(以上NYC)といった名だたる会場でプレイしてきた。

共演したアーティストには、Kai Alce、Kemit、DJ Sneak、Doorly、Doc Martin、Oscar G(Miami Music Week 2018)、Jesse Perez(Mr. Nice Guy showcase ATL)、Frankie Bones、Roland Leesker、Bad Boy Bill、Boris、Walker & Royce、Tripmastaz、Ardalan、Justin Martin、Treasure Fingers、Jimpster、JT Donaldsonなどがいる。

プロデューサーとしても評価は高く、Jesse Perez主宰の〈Mr. Nice Guy Records〉、DJ Sneakによる〈I’m a House Gangster〉、Kerri Chandlerの〈MadTech Records〉、そして〈Go Deeva〉などからリリース。
また、Stradaとのプロジェクト「Designerz」では、楽曲「Party」がBeatportのDeepTech/Minimalチャートで1位を獲得するなど、世界的な注目を集めた。