AFTER HOURS SESSION

AMANE

ー今回のミックスに込めた思いやアイデアについて教えてください。

普段はクラブやDJバーでプレイすることが多く、その場その場に合わせて、ディスコからディープハウスまで幅広くプレイしています。今日はそのスタイルを1時間でうまく展開できたらいいなと思って組みました。

ー今日プレイした中で、AMANEさん自身が特にかけたかった曲やみんなに紹介したい曲があれば、何枚か教えてください。

ひとつは、韓国にあるGlass Hausという箱の10周年記念コンピレーションです。こないだ実際に行ってきたんですが、日本でいうオッパーラのような感じで、ビーチ沿いの屋外にあるすごく気持ちのいい場所でした。このコンピは、ジャケットがオレンジとブルーの2種類あって、内容はミニマル・ハウスです。現地のアーティストやプロデューサーが何人か収録されていて、すごくいいんですよ。みんなにGlass Hausを知ってもらいたい、ぜひ遊びに行ってほしいという思いも込めて、今日はこれをかけました。

もう一枚は、すごく大好きな先輩であり友人のRemmyさんが最近リリースした作品「When The Dawn Breaks」です。僕は美容師をやっていて、Remmyさんの髪も担当させてもらってます。Remmyさんの楽曲はどれもすごくかっこいいんですが、これはディスコにデトロイトやシカゴっぽい要素も入っていて、ピークタイムからパーティーのビルドアップにもすごくいい感じのレコードです。Remmyさんに「かけましたよ」って、ちゃんと報告したいなと思って選びました。笑

ーNektarとしての活動についても紹介をしていただけますか?

Nektarは、同世代の5人で活動している、コレクティブというか、パーティーというか。みんなのコミュニティのプラットフォームになるような場所を目指したい、という思いで1年ほど前に始動したクルーです。今は毎週火曜日にRED BARで、自分たちのパーティーをやらせていただいています。他にもENTERなどを軸に、色々なパーティーに呼んでいただきながら活動しています。

―Nektarを始めるきっかけは何だったのでしょうか?

みんなそれぞれDJとして活動する中で、たまたまよく会うようになり、一緒に遊ぶことも増えていったんです。僕個人ではずっとパーティーをやっていたんですけど、みんなで何かを作ることも始めたいと思っていました。僕たちも28歳くらいになって、「やるなら今かな」と。今ならまだ間に合うというか、みんなで頑張って一つ大きなものを作りたいと思ったんです。そんな中、たまたまその場に居合わせた5人で、僕が最初に「やろう」と声をかけたことがきっかけで始まりました。

―メンバーの紹介をしてください。

まず、岡山出身のAndyというDJがいます。彼は岡山でもパーティーをやりながら、東京ではNektarの活動をしています。もう一人はSota。彼はカメラマンで、DJもやっています。パーティーの写真や、僕たちが新しいTシャツを出すときのビジュアル写真などを撮ってくれています。Hayatoは、少し前まで音響処理の仕事をしていて、ミックスをアップロードするときのマスタリングのような作業を手伝ってくれているメンバーです。それから、Yoshitaka。彼は僕たちのビジュアルやグラフィックなどを編集して作ってくれています。その4人に僕を加えた5人です。

―AMANEさんはヘアメイク担当ですよね?(笑)

必要があればやりますよ(笑)。でも、みんな髪を切りに来てくれてます。

―5人それぞれに役割分担があるんですね。

そうですね。一つのチームになっていて、バランスもいい感じです。仲良くやってます。

ー都内でパーティーやイベントを開きたい方々に向けて、何かアドバイスはありますか?

僕たちもまだまだ成長過程なのでアドバイスができるような立場ではないですが、パーティーを開催することはそんなに難しくないと思ってます。やろうと思えば誰でもできる。本気出せば。なのであまり身構えすぎずにチャレンジすること。あとは常に自分自身を取り巻くコミュニティに感謝の気持ちを忘れないこと!

その勇気と感謝があればきっと今いるシーンに何か残せると信じてます。

DJ活動以外で、あなたのクリエイティビティを刺激するものは何ですか?

美容師をやっているのでそこでの撮影やクリエイションはもちろんすごく大きいです。ただDJもそれも全ては身近な友人に創作意欲を掻き立てられることが多いです。何かみんなの心を動かす体験や空間、表現を全員がやってるから俺も頑張ろと思うみたいな感覚は忘れたくないです。

―普段はどのようにレコードをディグしていますか?

オンラインで、いろいろなレコードショップの入荷情報をチェックしています。あとは実際にお店に足を運んで、中古レコードをたくさん見たりします。データも結構かけるので、BandcampやSoundCloudでもいろいろ掘っています。

ーレコードでDJをやることの魅力はどんなところにあると思いますか?

データと比べて手にする数が少ないと思ってて、より自分の好きな世界観や音像を追求できると思います。あとは旋盤してる時の背中がまじでかっこいい。笑

ー2026年はどのような計画がありますか?

Nektarとしては海外DJの招聘からJAPAN TOURの完遂まで目標にしてたことが一つできました。年末から来年にかけてもまたいくつか大きなパーティーが決まっているので、みんなが遊びやすい場を引き続き作っていきたいと思います。来年はパーティー以外の事にも挑戦できたらいいなと思います。

―最後に、今日ELLAでDJをした感想を教えてください。

普段はこんなに明るい場所で、自分とじっくり向き合いながらプレイすることがあまりないので、すごく緊張しました。でも、皆さんも楽しく盛り上がってくださったので、リラックスして楽しむことができました。すごくいい経験になりました。

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AMANE(Nektar)
1998年茨城県出身。渋谷美容室LECOの店長として昼は美容師という傍、夜はDJとして大小様々なベニューで活動中。2025年に同世代DJ5人組で、Nektarをスタート。美容師としても数多くのDJやラッパー、トラックメイカーなどのヘアを手掛け二足の草鞋で東京の街を駆け回る。